あなたが行ってしまった
もう見えない所へ 知らない場所へ
これからは別の時間を過ごしていく
今まで知っていたものとは違う
これからは知ることもできない時へ
ここはあなたの匂いがする
残しておきたい気持ちと
塗り重ねたい気持ちで叫び喚いた
私がここにいる理由は
あなたが出て行った訳は
思い返しては匂いを探し求める
見つけたら近づいた気がして
そんなに遠くないのではと
すぐそこに 振り返ったらそこに
笑って手を差し伸べているはず
黙ってばかりで楽しくないのは
この時間の意味を持たさないから
前を行く私を見て微笑んでいても
私は何を見て微笑めばよいのか
落ち着くにはまだ早いから
あなたは幸せを掴んでいても
私の幸せは掴めていないのでは
思い上がって決めたことに後悔しても
それはもう進み始めている
あの時のあなたは誰だったのか
過去を思い返すべき時間でも
今更あなたの匂いなんて覚えてない
あの頃は ここが匂いのする所だなんて
場所まで記憶していたわりに
早くても満ち足りた日々に別れを告げた