あれからもう 何月が経っただろう

あなたと出会って知り合って

初めからもう 惚れていたのね

あなたを そしてあなたに


やっぱりそうよね

あなたは遠ざかるのよね

私の目の前で抱き上げるの

そして手を繋ぎ頭を撫でるの


小さな歯を光らせて

垂れた目を真っ直ぐ向けて

シワのないおでこを露わにして

あなたであれば見ていたいものよ


少し下にあるえくぼが可愛らしいの

煌めく瞳が目を引くほど美しいの

整えた髪が眩しいほど決まっているの

もういい もういいから 黙っていてよ


気のある素振りをして

何度誘っても断るのよね

急に誘ったからだって言い聞かせて

側から見ればただの痛い子じゃない


誰もがあなたになりたいと思うの

誰もが立ち止まり振り向くの

そんなあなたが私と会話して

勘違いもしてしまうよね


髪の毛に触れて うなじに触れて

身体が震えるほどに感じて

あなたの首に触れて 眉に触れて

目を閉じたまま私を求めて


その目は誰を追っているの

何を考え 肩を揉んでいるの

抱いてと言えない事が

あなたにとっては都合が良いのよね


その身体で押し付けられても

私は幸せを感じられるわ

その髪型でねじ伏せられても

私は愛情を感じられるわ


私を見て そして私を認めて

一緒にやってしまえば早いのに

 そうしたら共にいけるから

気持ちは後からついてくるから


夢に向かっているからこそ美しい

自分を伝えるからこそ美しい

あなたの中身を知れること

ただ夢に生きすぎないで現実も見てよね


あなたの前にいるのは この私

他の誰でもなく あの人でもなく私

何も着ずに待っているから

あなたもそうして抱きに来てよね