楽しそうに踊るあなたと
それを応援する人々
傍観者としては気持ちが良い
ただ直接に言えるのは僕だけ
その肌を間近で観られるのも
嬉しそうな顔のあなたと
それに想いを馳せる人々
形作られた記号で埋め尽くされる
そんなに良いものでもない
浮かれた人々がそれを真似るのも
笑顔に引っかかった奴は
ノミのような存在だと気付き
手のひらを返していなくなる
そして腹いせに蹴落としてくるだろう
そんな場所からは届かないだろうに
あなたの写真がこんがりと
焼けたベージュで埋まっていく
いやらしさもあり セクシーでもある
あなたは魅せるのが上手いから
人々がまた押し寄せてくるだろう
ありがとう 僕に時間をくれて
どれだけ長い時間を無駄にしたのだろう
何も前に進めず 何も学べず
とても楽しかったよ
ありがとう 僕を選んでくれて
一瞬の気の迷いと 他人からの評価
過去を捨て 歯車を無理やり外す
もう自分ではないかのように
思い切りも 恥も 勇気もない
どこへ行ってしまったのだろう
楽しそうに踊るあなたと
それを囃し立てる人々
オカルトのようで気持ちが悪い
ここで感じるものは恐怖
そのイカレた集団を踏み躙る
嬉しそうな顔のあなたと
それに銭を投げる人々
目に見える形で讃えている
そんなに良いものではない
後に残るは寂しさと過去だけ
遠くから手を振り歩く人々が
近づくにつれ僕にではないことを知る
あなたの喜ぶ笑顔が見たいからと
想ってもないデートを続けた
虚しさと惨めさであなたを埋めようか
離れたくはない
まだ足りていないから
もう少しで終わるはず
儀式と呼ばれる契り
何回切るのを見せられただろう