写真を見返し あの頃へとダイブする

あの時の髪型や服装が

いつの頃からか

周りを気にしなくなっている

好きなものを着て楽しんでいる


そういえばあの子とここに行ったな

今あの子は何をしているのだろう

連絡先も知らぬ間に消えていた

あの頃の願いはどこへ

あのやるせなさは一時期のことだったのか


一年のスピードが徐々に早くなっている

ついこの間産まれた甥が

もう立ち上がり声を発している

こんな僕でもあの子たちの目には

立派な大人として見えているのだろう


写真を見返し あの頃へとダイブする

あの時の気持ちや想いが

一枚一枚全てに残されている

嫌だったこと 逃げ出したかったこと

それでも笑顔を向けている


去年からずっと涙を流していない

悔しいことも悲しいことも

そんな記憶はなかった気がする

嬉しいことも喜ばしいことも

同じくらいに思い出せない


何気なく過ごす日々からは

得るものがなかったのだろう

そう思うとあの頃はもっと

喜怒哀楽がはっきりとしていた

あの子を見ると そう思わされる


今日は何をしようかだなんて

今更何を思おう 何を考えよう

昨日と変わらずの日々を

ただ何気なく過ごすだけだろうに

過去を見て現実を遠ざける


あの子はどこへ

そう考えては一人眠る

あの人は何を

なんて考えられることもなく

あの子は今を生きているのだろう