あの頃通った場所へ
向かい歩くこの道
変わり果てた街並み
煙草の煙の中で
唇を探し求め
あなたの匂いと混ぜ
ほろ苦いキスをする
幸福で満たされゆく
真っ暗な部屋で二人
建物に反射した
月明かりに照らされ
あなたの横顔
ぼんやりと見え
いつも通りの笑顔で
目は閉じたまま
今夜は澄んで見えても
窓の外の風景が
寒さを物語って
体が冷え始める
暖かくなった布団
潜り足を絡ませる
温もりに安心を
あなたが取り戻せる
硬くなったその胸に
体を預けて眠る
いつも通り冷たく
私で温めるの
あなたが言ったの
愛してると
その言葉をもう二度と
聞くことはない