靴擦れの痛み

それと近いこの思い

ふとした時に思い出し

いつまでも歯痒い

そしていつの間にか消える


ささくれの痛み

それと近いこの思い

気にすれば気にしただけ

痛みは深くなり

そしてその後悔が生まれる


あなたと私

中身を交換したって

変わらない過ちを犯すだろう

私とあなた

体を入れ替えたって

変わらず同じ生活をするだろう


思うことは皆同じ

他と変わった事をしたい

そう願う事が他と変わらない

踏み出す勇気もなく

その場に立ち尽くしても

それもまた 他と変わらない


目の奥のむず痒さ

それと近いこの思い

あと少しでとどきそうな

よく考えると果てしなく遠いような

そんな場所にあなたはいる


後ろ髪のもどかしさ

それと近いこの思い

あと少しで見えそうな

どう頑張っても見えない苦労

そんな存在のあなたがいる


布団にくるまって

あなたを想像したって

思い描いた笑顔に気を遣ってしまう

強く目を閉じて

あなたを消し去ろうとも

私の記憶にある笑顔しか出てこない


あなたといても変わらない事

そして私自身も変われない事

あなたはよく知っていたのだろう

だからこうして私を独りに

同じようにあなたも独りに

私の前から姿を消したのだろう