ここでこうして生きていて

あなたは何を思おうか

窓の外には海が見え

夜には音でそれを見る

灯りが消えた飾り付け

風に揺らされ音を出す

あなたはここで一人きり

わたしもここで一人きり


ここでこうして生きていて

あなたは何を思おうか

散らかり放題 好き放題

一人を楽しく生きている

そんなあなたに惚れたのは

わたしを愛してくれたから

互いを埋めて落ち着いて

一人が二人と変わりゆく


夕陽の色の寂しげな

そんな二人が生きている

共に暮らすと聞いている

カラスの群れと赤の空

徐々に消えゆき暗闇に

わたしの心と同じ様

誰を想って生き行くか

やがては忘れ消え失せよう


ここでこうして生きていて

わたしは何を思おうか

時が流れていったもの

あなたを思い出そうとも

はっきり瞳を描けない

匂いと景色と音だけが

あなたを創り出せること

愛して見つめてほしかった


ここでこうして生きていて

わたしは何を思おうか

ふとした時に現れる

あなたの匂いに触れた時

きっとわたしは目を閉じて

あなたの瞳を思い出す

まるでそこにいるかのよう

わたしを真っ直ぐ見つめてる