あなたを想って寝ていても
触れられないのは当たり前でしょう
隣にいないのはあなたの為の時があるから
あなたを追って出掛けても
出会えないのは当たり前でしょう
行く先の検討もまだ付かない浅さだから
あなたと食べた物
あなたと聞いた音
あなたと観た映像
どれも無くなり消えてしまう過去
残っていくものはあなただけ
ふるいにふるってあなたを取り出すの
それもまた当たり前のことでしょう
あなたの匂いがしていても
思い出すことがないのは当たり前でしょう
それが私の匂い 日常の匂いだから
あなたと奏でた音楽
あなたと話した会話
あなたと過ごした時
どれもまた消えてなくなる過去
残っているものはあなただけ
それでもいいからあなたといるの
残るものに期待するのは当たり前でしょう
あなたがいた場所と
私がいた場所が
いつの間にか入れ替わっていても
それは私達にしか分からない
それほど私はあなたしか見ていないの
他人が気付かないのは当たり前でしょう
私達を監視する人はいないから
あなたと道を歩いて
あなたと珈琲を飲んで
たまにおんぶして
たまに寝転がって
それも当たり前と思える環境に
今はまだ 少しだけ焦りが見える