あなたとの記憶
この匂いから一気に舞い戻る
手の感触
遠い後ろ姿
垂れた目尻
髪の質感
走馬灯のようにあなたが思い出される
あの時の気持ちと共に
また手を握りたい
真正面から向き合いたい
おでこをすり合わせたい
頭を撫でてやりたい
届かぬ思いがまた溢れかえる
ここで共に寝たんだ
ここにあなたを呼んだんだ
後ろから強く抱き締めたんだ
探り合い 触れ合い
あなたとは一線を越えたんだ
その事実がいつ消えて無くなってしまうのか
消えかけたものが今 はっきりと見えている
ふとした時に香るんだ
部屋のあちこちに
あなたの匂いが残っているんだ
あなたがいた場所に
あなたが寝た場所に
あなたが触れた場所に
記憶もそこに残っているんだ
会いたい あなたに会いたい
遠い場所に行ってしまう前にもう一度
もう一度だけあなたと共にいたい