おやすみという一言が辛い時もあるよね

この服が似合うって言われたから

あなたの前じゃ着れなくなったんだ

だって虚しいだけじゃない

あなたは振り向いてくれない存在だから

手に入らないものに気に入られても

何も生まれるものはないのよ


一つだけ光る赤い星

その横に流れる星があったみたい

嬉しそうに教えてくれるあなた

僕が初めての共有者だったならって

もっと深いものを望んでしまうの

あなたとこうして繋がっているだけでも

嬉しいと昔は思えていたのにね


夜の散歩に誘われたの

響きが大人の夜を思わせたから

なんだか緊張とかしちゃってね

でも何をするでもなくただ歩くだけ

散歩はただの散歩だったけど

ゆったりな時間が僕には丁度良かった

夏の夜がこんなに涼しいとは知らなかった


あなたと知り合ってもう長いよね

まだまだ知らないことだらけだけど

もうこれ以上知ってしまったら

僕の気持ちに止めがつかなくなりそうで

この関係で充分って思えるようにならないとね

だってこの距離感が大事なんでしょう

あなたから痛いほど伝わってきてるから


辛い気持ちもあるけれど

これはこれで良いのかもしれない

僕が黙っていればいいだけでしょう

何も生まれはしないけど

もしかしたらって気持ちはいつ消えるの

消してあなたと出会いたい

出逢う前にあなたと出会いたい


結婚生活が良いものだと教えてくれたね

あなたを見ていたら分かるわよ

どれだけ望んだか知らないでしょう

写真を撮っても薬指の輝きに目がいくの

子供の話をされても一つも聞こえないの

あなたは手の届かないところに

あなたはもう人のものなのよ