あなたが去った部屋に私は一人

あなたと一緒に寝た場所に横たわる

だけど匂いはもう残っていなかった

あなたとの思い出が 光景が 残骸が

今のどうにもならない寂しさを創り出す


あなたを一目見て分かった

私はあなたを好きになる

忘れられない人になると

あなたを喜ばせたくて

あなたの行きたい場所へ行く

私を記憶に残して欲しくて

あなたの見たいものを見せる


幸せだったよ 生きてきた中で一番ね

もう一度会いたいよ 今すぐにでもね

もっともっと近い存在になりたいよ


あなたの過去を知っておきたくて

あなたの全てを知っておきたくて

これから起きる事は私が一番に知るから

大勢のうちの一人だなんて耐えられない

記憶に残らない人になんてなりたくない

弄ばれてるのは分かっているの


また会おうねって社交辞令でしょう

好きだって 他に何人に言っているの

してくれたからって 優しさでしょう

好きでもないのに ただの気まぐれでしょう

昔の私を見ているようで虚しかった

こんなに傷つくものとは思っていなかった

事後の不信感はどうすればいいの


初めての人としたいもの

また会うなんて時間の無駄

みんなに良い顔をしてるつもりでも

あなたの事はみんな知っている

誰も教えてくれないだけ


今までの経験が私の性格を造りあげた

起きたことを繰り返し起こそうとしない

気持ちまでもが変わってしまうこともある

今の自分を見つめ直せず終わることもある

歳を取るとはこういうことだと気付かされる


あなたが向こうに行く前に

また会えると思い込んだ

私個人を思い出す日がくると信じている