優しかったんだ

見ず知らずの僕に優しかったんだ

そんなあなたに徐々に惹かれていったんだ


助手席から見るあなたの横顔に

何回も見惚れていたんだ

照れ隠しの強めのボディータッチ

あなたに触れられたかった僕には

最高のプレゼントだったんだ


あなたの眉に触れた

あなたの鼻に触れた

あなたの口に触れた

僕もあなたに触れたかったんだ


あなたと同じ髪の匂いになって

あなたの匂いがするベットに横になった

あなたの吸う煙草を一本吸った

あなたの飲むお茶を一口飲んだ


あなたに抱かれたかった

あなたの口を奪いたかった

あなたと交わりたかった

でもね ただ隣にいただけだったんだ


次はあそこに行こう

そう約束したじゃない

早く連れていってよ

あなたは今どこにいるの

ここにいてよ

僕の隣にいてよ

ずっとあなたの隣にいたいんだよ


あなたの茶色い瞳が忘れられない

あなたの力強い笑いが忘れられない

今はあなたの近くにいたくて

あなたと同じ煙草を吸っているんだ

冷たい風と一緒に

あなたと同じ匂いになっているんだ


離れてしまったあなたを

追っても追っても遠くなるばかり

帽子を取るとあなたと同じ髪の匂い

この匂いが一生続いて欲しいのに


夢のマイホーム

プールがついた一軒家

優しさが詰まった一軒家

そこにあなたはいるのかな

僕もそこにいたはずだったのにね


もう会えないんだ

あなたにはもう触れられないんだ

旅に出たあなたには

追いつく事も追い越す事もできないんだ


約束したのにね

あなたと一緒に見たかった景色を

次は一人で見に行ってくるよ

あなたの匂いがするといいな