思い出したくない過去に蓋をする

あの時の感情 あの時の仕草

あまり過去には戻りたくない

あの頃に戻ってやり直したいとも思わない

結局は同じ事の繰り返しな気がして

今この時が一番幸せだと思いたいから

信じ込ませたいから


無駄な行為などない

過去があっての今だから

戻りたくないと思っていても

過去の行動を悔やんでいるわけではない

今のこの形が出来上がっているのは

過去の行動があったという立派な証拠

褒め称えるものではないことは確かである


未来をどうしようかとは考えない

現在をどう生きるかが今の悩みである

今行なっていることが未来に繋がる

それは間違いないことではあるが

それを考え 今を我慢する生き方は

間違いではないかと僕は思う

現在を精一杯生きて

現在に悔いが残らない生き方をしたい


毎日が幸せと感じることなんて滅多にない

大きな幸せを追い求める人の気がしれない

憂鬱や苦悩 その中にあった普通の出来事に

小さな幸せを感じていたい

生きていることが幸せだなんて綺麗事

生きていることに幸せを感じるのは

大抵 一生に一回程度のこと

もう当たり前のことだと認識されている

生きていることに不幸を感じる人の方が

何万倍も多くいるのが現実


後悔は山ほどあるが 未練はない

パターン化してきた毎日に未練なんてない

床に着く前に欲望を吐き散らかし

自己嫌悪を味わい 後悔をする

疲れ果てた身体に睡魔がやってきて

後悔なんかすぐに忘れ去られる

そうやって毎日を無駄にする


夕焼けを向いて置かれたベンチ

枯葉が風に追いやられ集まる

木の根っこに座る子猫

電気だけがついた静かなアパート

戸を開けたら真っ暗な我が家

網戸のカラカラとした音

深夜番組に鼻で笑わされ

一人布団にうずくまる

これが人生 これが毎日 これが現在

こんなもんだと諦めたって

誰にも何にも言われない