寂しさからは何も得られない
ただ独り夜道を走っても
孤独の存在は変わらない
暖かくなってきて
肌寒さも忘れた頃なのに
今は独りの寒さに耐えている
この街に生きて長い年月が経った
ここに居られるのもあと数ヶ月
思い残したことはないか
やり残したことはないか
自分を出しきれず終わりを迎え
また新たな地で自分を創っていく
汗ばむ気持ちを抑え
自信に満ちた表情に変える
独りが一人として旅立つ
暗く静まり返った公園
川に向かったベンチに腰掛け
遠くに走る車の光を目で追った
草木の揺れる音
繰り返し鳴く虫
車の走る鋭い音
耳を塞いで心臓の音を聞く
私はここに生きている
間違いなく生きている
動いている
感じている
床に着く前の身支度
晴々とした朝を迎える為の準備
例え一人だとしても もう大丈夫
やっていける
やってやる
拳を握り 目を強く閉じた
少し目が痛い
心で笑い 目を開ける
新しい朝を早く迎えたかったから