今まで積み重ねてきたもの

何を考え何を学び何を得たのか

長い月日を掛けてモノにしたものは

思っていたよりも少なすぎた

無心で歯をくいしばる

私はここに居てはいけない

こんな場所に居てはならない

足かせが重すぎて思うように動けない

今ようやく身にしみて分かる

手慣れた作業も長い年月があり

ようやく手にできたモノ

今手放すべきなのか

もう少し喰い散らかすべきか

究極の選択であった

遠くは霧で覆われ

目の前にあるものが見えない

この道を無意味に走り去る

なんの手打ちもない

なんの記憶もない

ただこの年があっという間に過ぎた

残りの人生が減っていく

暖かいアスファルト

照り返すガラスの窓たち

眩しさと熱気が

今の自分を映し出す

こんなにもちっぽけで愚かな人に

私はなってしまったのか

時間と空気は変わらず流れ

私を独り置いていく

動き出さないと始まらない

そんなことを言っても始まらない

何も始まらない

そして終わらない