春 あなたと出会った

あなたが一人そこにいた

なにか寂しそうな顔をして

空を見ていた

僕に気付き

誰が見てもわかる愛想笑いをして

一人歩いていった

あなたの事を知りたくなった



夏 あなたと旅に出た

偶然なのかあなたと同じ知り合いがいて

みんなで旅行に行った

あなたの好きな食べ物

あなたの得意なこと

知り尽くしていった

あなたといて気付くこともあった

あなたがよく笑うこと

あなたがよく喋ること

あなたの考え方

あなたの癖

初めて会った時の印象が消えていた



秋 あなたに恋をした

あなたを知っていくうちに

あなたの事しか考えられなくなった

あなたともっと過ごしたい

あなたともっと話したい

あなたにもっと近づきたい

微妙な距離感の中

駆け引きは続いた

あなたがどう思っているのか知りたかった

僕の毎日があなただけになった



冬 あなたと結ばれた

僕だけの恋ではなかった

あなたも同じ考えだった

それだけで幸せになった

あなたとどこへ行きたかったか

あなたとなにをしたかったか

今まで考えていたことが全て

泡のように消えて

また新しく考える幸せ

全てが幸せに感じた

あなたの隣を歩けるだけで良かった



冬 あなたと別れた

あなたの隣を歩いて二年がたった

お互いがお互いを思い合って

思い合いすぎて

関係が悪化した

全ての事が空回りしていた

仲良くしたくても

気まずい空気は変わらなかった

もう分かっていた

あなたの隣を歩けないこと

あなたと一緒に過ごせないこと

涙は出なかった



春 あなたがいない

一人になって分かること

どれだけあなたに甘えていたのか

どれだけあなた中心の生活だったのか

あなたがいない不思議

あなたもそう感じているのかな

僕だけの恋ではなかったはず

あなただけの恋でもなく

僕たちの恋だった

あなたに会いたくなった

声が聞きたくなった

まだ隣を歩きたかった

思い出だけが蘇る

あなたに会いたい



秋 あなたと出会った

初めて出会ったあの場所で

あなたはまた空を見上げていた

誰にも見せないあの顔で

時間がたってあなたと話し始めた

あなたがいなくて寂しかったこと

あなたに会いたかったこと

またあなたの隣を歩きたいこと

言葉と一緒に涙も出た

全て伝えきった後

あなたは微笑んで言った

帰ろう

暗い道 あなたの隣を歩いて

二人同じ場所に帰った



冬 あなたからカギをもらった

あなたから何気なく渡された

あなたの家のカギ

いつでも来いと

あなたの家に僕の荷物もあった

行くたびに僕のものが増えていった

あなたと一緒に暮らしたい

あなたの隣にずっといたい

それを許してくれた気がした

あなたが好きだ

そんなあなたが大好きだ

これから過ごす日々も

あなたの隣にいられる

あなたとまた歳をとる

あなたとまた喜び合える

それだけで僕は幸せだ