一般的に「不妊」の話題になると、

僕ら男性はその理由が女性にあると

ごくごく自然に考えがちです。

 

 

 

少なくとも柴崎調べでは

そのように考える友人男性がほとんどです。

僕だってそのうちの一人でした。

 

 

 

夫婦で検査を受けようと思うまでは。

 

 

 

まさか自分に原因があるとは思わない。

 

 

 

男ってほんとうに考えが浅はかです。

 

 

 

でも実際に検査を受けようと思うと

ふと現実的な思考が立ち上がって

「もしかしたら」

と思い始めるのです。

 

 

 

 

 

もしかしたら自分の身体に

原因があるということはあるだろうか?

 

 

 

 

 

 

そしてコソコソと

男性不妊の割合を

グーグル先生に質問するわけです。

 

 

 

 

 

先生の答えは容赦ない。

 

 

 

男性が

不妊の原因となっている割合は

実に約5割。

 

 

不妊の原因の約半分は

男性にあるのが現実です。

(夫婦ともに原因がある場合を含む)

 

 

 

 

だから男の足はすくむ。

 

 

 

 

不妊検査に乗り気にならない男性がいるのは

自分に原因があるかもしれないと

想像することすら怖いからです。

 

 

妻に理由があると思っていたほうが

はるかに精神的に楽だしね。

 

 

 

僕だって怖かった。

 

 

 

僕はいままで自分の男性機能について

疑いを持ったことはないし

それは一般的な男性も同じだと思います。

 

 

病院の婦人科は

一般的に認知されているけれど、

男性科(あるいは泌尿器科)という領域が

女性が婦人科に対して感じるほどは

身近に感じないことも

そこに理由があるかもしれません。

 

 

 

 

だからこそ、

男が自分に不妊原因があると知ったら

まるで自分の人格ごと

あるいはこれまでの人生ごと否定されるような

それくらいの巨大なインパクトがあります。

 

 

 

 

それでも僕が受けようと思ったのは

モヤモヤと不妊について考えるのが

嫌だったからです。

 

 

 

 

 

でも、いま考えると、

もうひとつ大きな理由があるかもしれない。

 

 

 

 

 

たとえ僕ら夫婦の不妊の原因が

僕にあったとわかったとしても。

 

 

 

 

たとえその検査結果が

自分を否定するように感じたとしても。

 

 

 

でも僕の妻は

僕自身を否定することはないだろうな

と思えたからかもしれません。

 

 

 

 

 

検査に渋る妻が最終的に

検査に踏み出すことになったのも

同じ理由かどうかは知らないけれどね。

でも、そうだと良いなと思います。

 

 

 

 

 

いずれにせよ、

僕らは病院で検査を受けて

すぐにその結果は出ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は「原因不明」。

 

 

 

僕ら夫婦には

どちらにも原因はありませんでした。

 

 

 

あのときのホッとした気持ちは

なんとも言いようがありません。

 

 

僕ら夫婦は身体的にどちらも異常はなく

妻が妊娠に至るまでに解決すべき問題は

何もない。

しいて言えば、年齢以外は。

 

 

 

検査結果を受けてからは

一気に夫婦の気持ちは

妊活に前向き、

というか前のめりになりました。

 

 

 

まずはタイミング法から試せばいい。

 

 

 

早速、次の周期から。

 

 

 

 

 

 

 

原因不明ということの深刻さについては

このときにはそれほど深く

受け止めてはいませんでした。

 

 

つづく

 

 

 

 

妊活編① 我が家の妊活の始めかた その1

 

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