※製品の詳しい紹介はこらち、オタイレコード様のページが大変わかりやすいのでリンクを貼らせて頂きます。
DJコントローラーユーザーに囲まれたクイックなプレイを要求される現場において、苦戦していた。
それを打開するために購入したのが
Novation DICER だ。
デフォルトの状態では、Hot Cueをデッキ毎に5つ。
Loop Rollが1、1/2、1/4、1/8、1/16拍
Auto Loopが16、8、4、2、1拍
以上の3種類の操作ができる。
公式からデモ動画が配信されている。
↓開封
注意したいのがターンテーブルのEPアダプターの穴に取り付けを考えている方は、穴の形状が使えるものかどうかを確認して欲しい。
深さも浅いのでdicerの突起をはめることができない。
CDJやPC等、ターンテーブルのアダプター置き場以外に設置をする場合は↑のように突起を外す。
(要マイナスドライバー)
突起をターンテーブルのアダプター置き場にセットした感触は、突起のゴムパッキンがしっかり固定してくれるのでセットしたらグラつくことはなくかなり良い。
次にCDJやPCの天板への取り付け。
これがかなり残念な感じ。
スライムを固くした粘土の様なもので、これを適当なサイズに切り取り、dicer裏のゴム足につける.....とあるがゴム足への吸着が悪く、それよりもプラスチック部分のほうが吸着がよいのでそっちに付けてみた。
これを付けたdicerをCDJやPCに取り付けるのだが、かなりベタベタしているので埃が付きやすい。
消しゴムカスを取る(みんなわかるかな〜)ような感じで取ると綺麗に取れる。
取ったあとは元の紙の包みに戻すほうが良さそうだ。
ベタつくが平らな場所ならどこでもしっかり固定してくれるので安定感は良い。
自分の機材に取り付けるなら良いが他人のCDJに付けるのは躊躇われる、そんな感じだ。
さて、実際に操作してみた感想だ。
(取り付け機材はDD1200Mk3とPDX-2000)
やり易さ抜群で、すごく良い
サブコントローラーのないDVS機材レイアウトでは、事あるごとにキーボードへ手を伸ばさなければならなかった。
しかしdicerはプレーヤーに直接設置できるので、PCで曲を選び次の曲を選ぶ時まで、2台のプレーヤーとミキサーの操作に専念することができるので使ってみて、とても快適だった。
パッドボタンの反応も良好だ。
ボタン中央に芯のような感触があるので真ん中を押さないとダメかと思ったが、縁の方を押してもしっかり反応してくれる。
また重量も軽くコンパクトで携帯しやすいのも良い。
一見、機能が少ないことをデメリットに挙げたくなってしまいそうだが、DVSにおいてdicerに付いてない機能、例えばエフェクターは昨今ではDJミキサーに実装されている物をメインに扱うことがほとんど。
つまり、スタンダードなDJプレイにおいてdicerは必要最小限の機能を無駄なく我々に提供してくれるサブコントローラーだと評価できるだろう。
Ed