Midnight Surviver vol.2に向けて #DJ道場Z の本当の目的 | D3 BLOG in 広島

D3 BLOG in 広島

広島のダンスホールクラブの情報をシェアアップしている野良リンクサイト化ブログです。


最近Twitterの投稿がメインになってブログで書くのをサボっていたがこの令和元年6/29の深夜に広島UP-WARDにて

今の時代誰でもDJができる!をモットーにしたDJ発掘企画"DJ道場Z"

この企画の公開イベントスタイルで、今回は初のクラブパーティー
 題 "Midnight Surviver "

これを実行した。




DJ15名という大所帯に朝の6時まで音を鳴らすというタフな内容だった。

結果はDJ陣が概ね楽しく過ごせたということでまあまあ。
プレイもかなり良い流れだったし、良い音が出ていた。


しかし、15人も演者がいながら集客があまり出来ていないという結果を無視することはできない。


.....と言いたいところだが、実を言えば客が入らないことは想定の範囲内だった。


無名のDJの寄り合い、多過ぎるジャンル、イージーなプレイ。


これまで箱を借りてこの一連の企画を実施しなかったのはそれが理由だった。

今回お借りしたUP-WARDの契約がこちらにとってリスクがない内容だったので、この企画で初めてクラブイベントを実行することができたのである。



とはいえ、箱にとって旨味のないイベントをするわけにはいかないので、ある程度ドリンク等で店に益が回るように配慮しなければならない。

15人という人数はそのためだった。




さて、イベントも終えたことで次の話をしよう。


何のためにDJを増やすのか?

その理由を語ろう。



広島のダンスフロアが流行らないのは
音楽で踊る楽しさを知らない人達が多い。

また、それを伝える目立った場所も多くない。

加えてこの社会情勢で遊びに時間を費やす人が減っていく現実が寂れを進行させているからだと捉えている。



かつて楽しかった空間がなくなっていく今、どうやって楽しい場所を作るか。


その手段として俺が選んだのがDJを通じて

音で遊べる人を増やす

これを選んだ。


前はダンスでそれに近い物を作れたらと考えた時もあった。
しかし、クラブでダンスする人はやはり少ない。
そしてまた人を魅了できるほどの技術も俺にはなかった。



そんな頃に、少しやってみるかとDJコントローラーを手にしていたのだが

その後DJデビューへの欲求が湧き、とにかく現場に出れなければ次に進めないとジャンルを選ばず各所へアプローチした。

そしてDJ活動を進める中で、遊び方を知る人を増やすためにこのDJ道場Z企画を思いついたわけだ。



とはいえ、ただDJが増えることが良い結果には繋がらない。


今回のイベントに遊びに来てくれたベテランのDJさんとも話をしたが、最近の若い子はDJをすることが目的になってしまっていてどうもイベントの調子が良くないとのこと。


それは俺も認知している実情だ。


だが、オーディエンスを増やすにしても先の実情からクラブに人を呼ぶには何かしらの魅力がなければワザワザ居酒屋よりも高いドリンク代がかかる場所に居続けてもらうことはできない。


大手店であれば圧倒的質量のサウンドと照明、そして色気とわかりやすい獲物があるが、商売性故に音楽は大衆的で俺たちが求める獲物はない。


ならば俺たちが掲示するモノを見せ、それに興味ある者を集めてグループとして大きくし、外部から更なる視線を得られるほどのフロアの質を作ることができればどうだろうか、と考えた。


過程はどうあれ、メジャーを輩出できない以上1曲よりも音そのものに対しての感性があるオーディエンスが育たなくては、知らない物に対しては無関心の聴衆しか得られず、俺が求めるフロアを作ることはできない。


シーンを作れるDJが増えてもいいし、そうなれなくてもクラブへ遊びに行ってくれるようになってくれたらいい。


DJ道場というのはそういう考えの元に行なっている企画なのだ。



だから、よくある練習会でトリックをレクチャーしたりすることは俺のとこではあまりやらないし俺自身もできない。
広島には既にそれを学べるスタジオがあるのだから、上を求める人達にはそういう所に通ってほしい。
また、Web上にアップされる多数の海外DJの動画を見ればプレイ盤面を見ることもできる。

そもそもトリックはDJ個人の商売武器であるわけだから、大々的に広めることはあまり好ましくない。


とまあ、そんなわけで#DJ道場Zは今後もいろんな人をダンスフロアへ送り込むことを主目的として頑張ります。

Ed