ハイエナどもは、町民達に容赦なく牙をむき、襲いかかってきた。
「あっちに行けっ!!」
町民は松明を振り回す。
しかし、追っ払えるはずもない。
そもそも奴等は飢えてるような…そんな感じだ。
「グルル…。」
唸り声をあげて、肉を狙う。
と、
「届いてっ…!!」
セナが何かを投げた。
すると、ハイエナはそちらの方に向かう。
「ワンッ!!
ワンッ!!」
何か、ねずみの死体と勘違いしたらしい。
まあ、投げたのは…
「骨付肉じゃん。」
餌には十分なんだろうけど、すぐに終わっちゃいそうだ。
すると、シルビアがバイオリンを持ち、奏で始めた。
「…流れる水は、刻まれし時と似て消して止むことはない…。
よし、いきます!!」
勢いよく、弓から水芸の如く水が流れる。
一瞬だけなので、微妙なのだが…しかし、
「グォォォォッ!!」
むちゃくちゃ効いていた。
それに気付いたアスカは…
「弱みを見せたな!!」
万能フライパンに水を大量に入れて、ぶっかけた。
ハイエナどもは、むちゃくちゃ嫌がっている。
すると、レオンは…
「(またオレのフライパンでやってるよ…。)
これ、ホースでやった方がいいんじゃねぇの?」
と、水を噴射する。
さらには天も応えたのか、雨が降ってきた。
これにはセナ。
「ラッキー!!
これでとどめです!!」
ナイフでハイエナを串刺しにする。
他の三体も次々に倒れ、ついには勝利してしまったのであった。
「我等の勝利だ!!」
「バンザーイ!!」
町民は大興奮!!
松明の火を消して、ランボルギーニの町長屋敷に入り込んだ。