通勤に使う駅
駅前に広がる商店街『大野銀座』
毎日通うその駅までの通勤路を歩いていると
なんだか最近ちょっと寂しくなる
なんだか空が大きいのだ
晴れている日は青空が今までよりも
さらに大きく広がる
そこには以前多くの古くからの店が立ち並んでいた大野銀座。
夕方ともなるとなんとも言えない活気があった大野銀座。
中には怪しげな店や廃墟と化した建物もあったのだが…
それもひっくるめてわが地元の古きよき町並みだったのだ。
そう、そのひしめく建物たちがもっと空を狭くしていたのだ
進む駅前の再開発…
3年後の2012年には駅前には大きな商業ビルやマンションができ
さらに発展する
便利になる
うーん
でもなんだか素直に喜べないのである
あの見慣れた光景…
仕事でクタクタになって帰路に着き、
『はあ、帰ってきたなあ』
…と暖かく迎えてくれたあの素朴な町並み…
なんの特徴もない、おそらくどこにでもあるような
昭和の匂いがするあの駅前の町並みが
今はさら地となり…
クレーン車だけが空に伸びる
もうあの街は帰ってこないのだ…
広い空はなんだか開放感があり良いが
心はなんだかしめつけられるような複雑な気持ち
商店街の店たちは
それぞれ近隣に移転し、真新しい店舗でさっそく営業を始めているところも多い…
しかし工事区間から外れた店舗はそのまま…
駅からだいぶ外れたところから商店街が始まる…
でも工事現場にはこんな看板が…
『大野銀座は今日も元気です』
この看板になんだかほっとさせられる
そうどう変わっても
地元は地元なんだって

