棚架ユウの本。

ます一言、大盤振る舞いだったね。

さて今回は、しばらく前に巻き込まれたシードラン絡みの後始末が主題だった。
武術大会後に、粋がっていた若い連中(?)の鼻っ柱をへし折ってみたり、弟子入りされて色々教えることにもなっていたが。

シードラン絡みの問題に巻き込まれる切っ掛けとなった海中巨大魔獣に襲われた時には、広域攻撃用の雷撃魔術を放ってみたけれど殲滅することが出来なかったり、援軍(?)で来た全長一キロのリヴァイアサンに遭遇したりと、後始末のはず何のに目一杯盛り上がっていた、
いやまあ、それ以前に水龍に惹かれた軍鑑に絡まれてみたり、シードランからの援軍が介入してきたりと、散々盛り上がってもいた、

そうそうもう一つ、今回は師匠たち以外の人がかなり活躍していた。
溶鉄魔術を使う人とか、フランの弟子たちとか、シードラン騒動の時に出てこなかった人とか。
脇役が活躍してくれるとなんとなく嬉しい。
出来ればどこかの死霊術士並みの怪しい人が出てきてくれたら良かったが、それは贅沢が過ぎるという物だろう。

さて今回、読んでいる間は割と盛り上がれたのだが、読み終わってみるとあまり印象に残る場面が無かったように思う。
いや、リヴァイアサンが強烈すぎて他がかすんでしまったという感じだろうか?
それでもまあ、割と楽しめる話だった。続きは早めに読むこととしよう。


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