山田克哉の本。

まず一言、わからねえな。

さて、しばらく前から気になっていた本を買い込んで読んでみた、
ケーブルテレビで宇宙関連の番組を見ていた時期があったので、他の基本的な力(強い力、弱い力、電磁気力)に比べて酷く弱いと言う事は知っていた、
そのせいで統一理論が作りにくいという話も知っていた。
とは言え、詳しくどんな力なのかについてはよく分からなかったので、読んでみることとしたのだが残念なことに今ひとつ分からなかった。

さてこの本で特に気になったのは、同じ事を二回書いて説明した気になっているような所だった。
同じ事を言われても説明になっていないことは間違いないだろう。

更に書くならば、方程式がやたらめったらに出てきたところも問題だろう。
最後に方程式なんて物に触れたのは、おおよそ三十年前なので全く理解できなかった。
一応理解できなくても分かるように書かれてはいるが、それでもとっつきにくく感じてしまった。

もう一つ気になったのは、重力子(グラヴィトン)があったとするならば、それは確実に量子力学の範疇になるはずなのだが、これについても全く書かれていなかった。
まだ発見されていないが重力子があるかも知れないことは書かれていたが、仮説さえ形になっていないのか、それともあまりにも複雑すぎて理解できないから書かなかったのか、違う理由で書かれていないのかも全く分からなかった。
なんだか消化不良の気分だ。

とは言え、何も分からなかったわけでは無い。
相対性理論と量子力学が相容れない原因が、相対性理論がなめらかな変化であるのに対して、量子力学がごく細かい階段での変化であると言う事は理解できた。
逆にこれしか分からなかったとも言えるかな?

この本の著者は他にも色々と気になる本を書いているようだが、買い込んで読もうとはなかなか思えない。
俺の頭が固くなっているのかそうで無いのかは、分からないが。


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