神埼黒音の本。

まず一言、これは酷い。

さて、色々あって異世界に引きずり込まれてしまった一般人が、魔王様として再出発した話だ。
今回は今まで色々とあった内戦にけりが付いた。
色々が、色々だった。
発売に気がつかなくて、買い込むまでに結構時間も空いてしまったし。

ちなみに、あちこちで多くの人が戦ったり謀略を巡らせたり、因縁にけりをつけたりしていた。
その中で異彩を放っていたのは、やはり魔王様だった。
八巻の最後では、ノリと勢いで突撃してしまったつけを払うべく、散々な目に合ったりしていた。
結局側近の田原がなんとかしてしまったけれど。
ついでに、槍で串刺しになってみたり、戦っている相手の理不尽さに内心絶叫していたりと、ある意味大活躍だった。
まあ、串刺しになったのに平気で戦い続ける魔王様の方が、遙かに理不尽だとは思うのだが。

さて今回で聖光国内のゴタゴタは終結したことになる。
魔王様にその気が無かったとしても、側近たちが突き進んでさらなる争乱が起こることとなるだろう。
魔王様の再挑戦はどこに向かって行くのか、続きを期待したいと思う。

そうそう、九巻を読んでいて一番気になったのが大天使真奈美の扱いだ。
呼び寄せると言う事だったのだが、実際問題出来るのだろうか?
出来なかった時のことを考えているのかいないのか。
アニメ第二期の制作が発表になったのと併せて、楽しみに待ちたいと思う。


ランキングに参加しています。お暇なようでしたら、下の電子住所をひっぱたいてください。