さて、いきなりなんだと思うかもしれないが、俺の正直な考えを一言にまとめてみた。
とは言え、一言でまとめすぎているのは間違いがないので、少し文字数を増やしてみたいと思う。

まず何よりも重要なのは、増税した分がきちんと防衛力として機能していることだ。
それは目に見える巡航ミサイルの購入でも良いし、目に見えないどこかの国の、宣伝工作の妨害でもよい。
はたまた、自衛隊員の福利厚生や、宿舎やら各種建物の改修、新築でもかまわない。
とにかく、俺からぶんどった金をきちんと余すことなく、できうる限り有効に使ってほしい。

もう少し書くならば、海上保安庁との抱き合わせ予算というのにも、条件付きで賛成する。
大型兵器などについては詳しくないが、海上保安庁にも二〇ミリや、三〇ミリの機関砲があるはずだ。
そのほかにも、12.7ミリ機銃弾やら、巡視船で使う燃料などなど、自衛隊と共通する品物があるはずだ。
それを一括で購入する上に、海上保安庁の巡視船も、いわゆる軍艦構造にして設計段階から共通する部品を多くすること等々、効率化することが出来るはずだ。
それらの効率化をするならば、防衛費と海上保安庁の抱き合わせ予算に賛成する。

以上のような考えで、俺は防衛費増額に関する増税を支持する。
厳密には反対しない。

まあ、以前にも書いたが、密入国者や不法滞在者を即刻強制送還するなどの、経費を削減した上で防衛費の増額の方がうれしいのには違いない。
もっと書くならば、防衛国債とかが発行されるのならば喜んで買う。
増税以外の選択肢がないなどと言う事はないのだが、その辺政府のお偉いさんは分かっているのか疑問であることも事実だ。
ただ、財源でもめることは好ましくないはずだ。
防衛費の増額だけは最優先事項でやるべきであることに変わりはないと思う、

最近、岸田総理の演説がらみで、防衛費の増額ありきの発言だと野党が批判しているらしい。
いや、防衛費の増額が目的なのだが、何を言いたいのだろうか?
防衛費の増額が気に入らないのならば、俺達を納得させる結果を出せば良いだけのことだ。
例えばそれは、ウクライナとロシアの戦争を言葉だけで止めてみせるとか。
あるいは、中華人民共和国を僭称する中華帝国の、軍事費を三十年前に戻すとか。
そんな実績があれば俺は諸手を挙げて防衛費の増額に反対するし、野党に投票だってするだろう。
口先だけで日本国民の生命財産、安全や安心を守れるとは思っていないから、俺は防衛費の増税に反対していないのだ。


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