こんにちは
子供のころは、外遊びが大好きでした。
10円玉を拾うことが覚えていただけでも5回くらいはありまして、その都度交番に届けると、お巡りさんが「届けてくれてありがとうね」と言ってくれるのでした。
お巡りさんが拾った10円玉を受け取って、自分の小銭入れから10円玉を1枚出して「これお礼だよ」と渡してきてくれるのでした。
いらないとは言えないので受け取るのですが、届けに行った達成感と正義感のようなものは、半分くらいに減ってしまったような思いをした記憶があります。
あの10円玉は落とした人の元に間違いなく戻るのかとか、そうなるとあのお巡りさんは、この10円分損してしまうのではないかとか思ったのかもしれません。
2年ほど前に、行きつけの銀行で、記帳したATMの隣の無人のATMが「お札をお受け取りください」と言っているので見たら、1万円札の取り忘れがありました。
すぐに窓口に行き「ATMで取り忘れのようでしたよ」と渡してきました。
翌週くらいに再びその支店に行きましたら、支店長が紙袋を持ってきて「落とし主さんが判明しました。お礼をしたいとのことですので、これをお受け取りください」と。
押し問答の末に受け取ることになり、中には少なくない枚数の商品券が入っておりました。
子供のころにお巡りさんが「お礼だよ」と10円玉を渡してきてくれたときの思いがよみがえり、複雑な心境になったことがありました。
自分の心の中の「正義」というものは、報われても報われなくても、それはどちらでもよいのだと思っているのかもしれません。
それではまた。

