こんにちは
会社や個人事業の倒産理由に「放漫経営」というものがありまして、これは「いい加減な経営の仕方」という意味であるのだと思います。
この根底には、金融機関が施してくれる「融資という名のワナ」があるように思います。
政府系の金融機関や保証協会付きの制度融資(市町村や都道府県の主導する融資)というものは、担保を厳密に精査することがあまりなく借りやすいので、経営者も危機感を抱くことが少なく、意識は甘くなるように思われます。
その融資が通ると、預金通帳には一気に数百万円~数千万円の金額が振り込まれるのですが、そこで経営者は「金持ちになった」という錯覚を起こしてしまう場合が多くあるように思います。
「融資という名のワナ」はもちろん金融機関に原因があるのではなくて、返さなければならないお金があたかも自分のお金であるかのように思い違いをしてしまう経営者の感覚を指します。
お金というものは、借りることより返すことの方が何百倍も大変であることに気づくのは、それを返せなくなった後であるのですが、このような状態になると「放漫経営の末に」というレッテルを貼られることになってしまうのだと思われます。
私の起こした会社は倒産に至ることはなかったのですが、起業家の多くがこれらの経験をすることになるのは間違いのないところであるように思います。
返せるアテや返せる根拠のない借り入れは、できる限り慎んで生きることが先々の明暗を分けることになるので、そこは厳しくわきまえておくべきところであるように思っております。
それではまた。

