こんにちは


30才の頃に、一時期なのですが「海釣り」にハマッていた事がありました。

沖や浜辺ではなくて、ほとんどは港や河口で。


大きな川が海に流入する辺りは、淡水と海水が入り混じる汽水粋といって、魚影が割りに濃いのです。

私は主にその汽水粋の岸壁で、「クロダイ」を釣る人たちと同じ場所で楽しんでおりました。


楽しむとはいっても、みんな真剣勝負なのではありますが。

その場所は、いつも20人くらいが横一列に並んでいて、そのランクのようなものがあるのです。

クロダイは警戒心が強くて、釣りの中でもかなり難易度の高い魚種であるのだと思います。


そんな中でも、3ランクくらいの釣果の差があって


A・いつも1日5匹くらいはコンスタントに釣る名人級の人。

B・運が良ければ1日1~2匹を釣る事もある人。

C・まるで釣れない人。


私はCで始まって、最後もCで終わりました。

Aの人の割合は10%以下の一桁台で、Bが20%くらい、Cが70%以上であったのでしょう。


その頃は、なぜそれだけの差が人によって出るのかが分かりませんでした。

なぜならみんな、名人の仕掛けや竿や餌を盗み見して真似て、同じ場所で同じような釣り方をしているのですが、その差が何であるのか、なぜそう違うのかが分からないのです。


そして釣りを止めてずっと経ってから、こんな事を考えたのです。


上手いAの人は、BやCの人がなぜAになれないのかを分かって知っていたのかもしれないけれど、BやCの人は、なぜAの人がいつもAであるのかが、いつまで経っても分からない・・・のかもしれないな、と。


きっとAの人は、自力で工夫や研究や努力や試行錯誤をずっと繰り返してAになったのだろうな。

それに気づかない当時の自分は、だからCで始まってCで終わったという事なのだろうな、と。


30才くらいまでの自分は、そんな事も考えないで分からないで生きていたのだろうなと、今は思うのでした・・・クロダイだけではなくて、すべての事について。




それではまた。