こんにちは


人間が上を目指して生きて行こうとする時、次の二つの価値の感覚が有るのだと思います。


①ベストワン・・・トップ 1番になること。

②オンリーワン・・・唯一の ただ一つの。


②は「和製英語」であって、本場ではその言葉は無いのだそうです。


で、たとえば最近話題になったノーベル賞は、①ではなくて②なのでしょうね。


①の、自分が一番を目指して到達するという事は、それは立派な事なのでしょうが、でも割りに利己的な意識なのかもしれません。


ノーベル賞というものは、利己的な意識というよりは、公(おおやけ)の人類全般のためになる努力に対して与えられるものなのだと思います。


また①は、相応の勉学を積めば、その努力は結果に結び付いて行く可能性がそれなりにあるのでしょう。


でも②は、99.999%の失敗との戦いであっても、それでもむかって行く覚悟が不可欠なのだと思います。

なにしろ「前人未到」の道を進んで行くわけだし。


たとえば先進国の「受験戦争」のようなものは、①で始まり①で終わるのだと思います。

それが結果に結びつけば、人生の効率も良いし、それなりの富や幸も得られやすいのだろうし。


私はある機械工学系統の特許を取得しようとした時に、まさしく②の状態でありました。

日本の特許の精神というものは、「新規性」「進歩性」「産業上の利用可能性」の3点から審査されます。


前人未到の世界に向かう時、人間は何を考えて生きて行こうとするのかは、自分もいやというほどその思いを経験してまいりました。


人間は、自分の人生のために「1番を目指して」生きる事も一つの生き方なのでしょうが、効率なんて最悪でも、私は「前人未到」の世界を生きて行く方が、なんとなく好きなのです。




それではまた。