こんにちは
ここの所、学校の卒業式などが盛んに行われております。
私の高校生の時の卒業式には、特別な感慨がありました。
私が高校2年生の時に、生家が家庭的な不和の状態になり、一家離散になってしまったのです。
祖母しかいない家に、私は友だちを連れて来ては、荒んだ高校生生活を送っておりました。
そして高校も3年生になってからは、学校にはあまり行かなくなったのです。
学校に行く気力さえもが出て来ないのです。
感覚的には、3年生の時には半分くらいしか行かなかったような気が致します。
ご承知のように、高校は出席日数が所定の2/3以上ないと卒業できませんから、もう卒業はできないかもしれないな・・・と思っていたのです。
家で勉強はそこそこ行ってはおりましたから、上の学校にも受験はできて何校かは合格もしておりましたが、卒業できないとなるとそれらも全部無に帰する事になってしまう状態だったのです。
で卒業式の前の日に、学友に「自分はもう高校を卒業できないと思うし、名前を呼ばれなかったら惨めだから卒業式には行かないよ」と言ったのです。
そしたら皆に「ダメ元なのだから行ってみなよ・・・というか必ず来い」と励まされたのです。
で翌日はなんとか卒業式に行くだけは行ってみたのです。
それから席に座り待っておりました。
クラスの初めの方から名前が呼ばれ、自分の番まで待ってみて、なんと自分の名前は呼ばれたのです。
私は担任の先生の「恩情」で卒業させてもらったのです。
本当に胸がすごく熱くなりました。
あの時に「規定通り」に呼ばれなかったら、私の人生もまた変わっていたのかもしれません。
その時の先生は今はもう他界されているようなのですが、私の人生を救ってくれた方の1人なのです。
いや・・・規定ではとても日数が足りていないはずなのに「特別措置」のようなものなのだと思います。
今の時期になると、毎年のようにこの時のことを思い出します。
すごく切なかったけれど、でもあの時に人の情けというものを教えて頂いた経験は、今も自分の中で熱く根付いている一生ものなのだと思います。
江○先生、ありがとうございました。
それではまた。