こんにちは


人生で出会った親友や仲間の中で、30才くらいまでにめぐり会った人の事をよく思い出します。


岩田君(仮名)・・・東京時代の親しい友だちでした。

私が人生で一つ目の会社に入社した時に、彼はもう18才で入社していたのですが、偶然というか私とまったく同じ生年でした。


毎日のように朝の通勤時間帯に道路でよく一緒になり、仕事でも接触する事が増えて来て自然に友だちになったのです。


彼は東京下町の実家から地下鉄で通っていて、身長180cmで超イケ面でした。

社内の女性にもすごくモテて大の人気者でもありました。


ただ彼は、およそ女性になんて興味なかったようで、クルマのレースにのめりこんでそれ一筋の男だったのです。


私が社内では彼と唯一に近い仲良しだったので、私を通じて彼と付き合いたい・・・と言って来た女性も数人おりました。


私・「あのさ、おまえがクルマにのめり込んでんのは分かるのだけれどさ、女の1人くらいつくれよ」

岩・「収入のすべてをレースに注ぎ込んでいるのと、時間も気持ちも今は余裕がないのさ」

私・「女たちがさ、「岩田さんは女に興味はないの?」とか言って来るしさ、おまえだって男なのだからさ」

岩・「うーん、今は女に振り向ける金も時間もないのだから、やっぱり無理だよ」


この直後に彼は、富士スピードウェイで事故って九死に一生をえたのです。

首や腕にギブスをはめて何とか会社に出てきた日のこと。


私・「もう止めろよクルマはさ・・・おまえ死んでたかもしれねぇんだろ?」

岩・「クルマ止めるなんて無理無理無理」

私・「馬鹿か?」

岩・「うん・・・馬鹿だわ」


私がこの会社を辞めるまでは、結局彼はまたクルマに戻って女性とは付き合いも結婚もしませんでした。

ヤツは今どうしているのだろうかな?などとよく考えます。

いや探しようは無くも無いし。


多分、まだ独身でいるような気がするのです、東京下町のあの町で・・・もうレーシングチームの監督くらいにはなっているかも。

なぜなら、あの岩田と女性とはどうしてもイメージが重ならないのです。

いやあそこまでクルマ馬鹿だと、もう生涯独身が似合っているし。


高身長・超イケ面で、すごく性格も良いのに・・・こういう男はまだ社会には、ある割合で独身で残っているのだと思います。

またすごくサッパリした性格なので、もし連れ合いになっても疲れずすごく楽なのだと思います。


ただこういう男はある意味で「女泣かせ」なのでしょうね。


だって女にまるで興味のない超イケ面モテ男と出会った日には、女性にとってそれは「犬の待て・お預け」みたいなもので、すごくすごく「切ない」ものになって行ってしまうのでしょうから。