こんにちは
今日も2編目です。
以前、クルマの売買を通して知り合いになったクルマ屋経営者のA君。
最近話した時に、今年になってから商品(中古車)が売れなくて、並べておく台数を半分にしたり従業員を解雇したりして今は1人事業になってしまったのだけれど、それももう限界が続いていて廃業しようかな・・と考えているのだと。
今までにも経営上の苦しみはよく聞かされて来たのだけれど、私としては「仕方ないのかな」と思うのです。
というのは、割りに近くにあるライバルの何社かは、業績を伸ばしているようなのです。
ただそのライバルについてA君は「仕入れ値以下で販売しているなんて異常だ」と言うのです。
中古車オークションでは同席するようだし、その後の情報でプライスが分かるのだそうだけれど、50万円で仕入れた車を45万円で売る・・・なんていう事がそこはよくあるのだそうです。
商売でもビジネスでも、相手や客が「想定もしないこと」までやらないと、競争には負けるのです。
商売というものは、個々ではたとえ損失があっても、全体で利益を出す事ができれば良いのだし、先や先の先まで考えて進めて行くことも大切な要素なのでしょう。
多分ライバルは、何台か仕入れた中の今の人気車の1台を「破格の安値」で売りに出して、とにかく客を呼び寄せる・・・から伸びているのでしょう。
というか、何業でも潰れる前の兆候は「客が減る・来なくなる」くらいは分かります。
だから商業は「客が来ない」事には成り立たないし、いかにして客を呼び寄せるか・集められるのか・・・で盛衰の結果が決まります。
ましてや地方の中古車業の大半は「郊外」に店を構えるから、街中のような人の流れがあるわけでもなく「客がわざわざ来る」しかないのです。
商売をする前にまず「客を呼び寄せる・客を集める」事が大前提で、商売はそこから先なのでしょうが、その事に気付かないとそれは負けます。
私たちの取り組んでいるビジネスは、商品開発や企画から始めるスケールの大きなものなのですが、物ができたら、後は「どうすれば買う気になってもらえるか」がすべてなのです。
その最大の要点は「相手の心理」をどこまで読めるのかという事と、いかに「買わざるを得ない状況を作れるか」なのでしょうね。
人は「必要に感じない物」は買わないし、価格が高くなるほど難易度が上がります。
まして相手は、百戦錬磨のタヌキ親父みたいな猛者ばかりだから、少しくらいの覚悟や努力ではとても及ばないのです。
これから、やるだけやります。
観ていてください。