こんにちは
今、私の両親はもう他界していてこの世にはおりません。
小~中学生の頃、母親に「なぜ父親と結婚したの?」とよく聞いた事があります。
その時の母親の回答が、今思うと微笑ましいというか面白いというか。
両親は見合いで結婚し、親父が婿養子に入ったのです。
母親はその当事二択ですごく悩んだ・・・と言っておりました。
自分はそこそこ高学歴だったし、それなり自信を持っていたのだろうし。
私の親父・・・
背がスラリと高くて男としてはイケ面なのだけれど、生家が貧乏だった事もあり低学歴でしかも無口。
別のもう1人・・・
顔は普通、背は低く160cmもないくらいなのだけれど、大学を出て大企業のエリート社員で将来がすごく有望。
母親はこの二択で迷い悩み、結局私の親父と一緒になったのです。
おい母親、結局見たとこかよ・・・。
母親が言うには、「あんたたち生まれて来る子供の事を考えてそうしたのだからね、男で小柄はやはり大変だし、器量は良いにこしたことはないのだから」・・・これ、なんという言い訳。
(私)それならさぁ、もう一度その時に時計が戻れたとしたら、二度目はどうする?逆になるのじゃね?
(母)あぁ、何度でも迷わず高身長のイケ面だよ。
なるほどね。
確かに親父は、昔の人にしては180cm近くもあったし、それで子や孫の男もみんな背が高いからね。
イケ面っていうのは、時代の変化や個人の好みで変わる事はいくらでもあるし、たまたま親父は母親のタイプっていう事だったのでしょうし。
その後、母親は他界するまでの間にも、その選択についてどう思っていたのでしょうね?
人間、たいがい全部揃っている人なんてそんなにはいないですからね。
子供心には、親父を選んだ事で苦労していた事も少なくなかったのですが、母親は女として好きな男の方を選んだのだからそれも仕方がないし、仮にもう1人の方と一緒になっていたとして、それですべてが順風満帆に行ったとも限らないしね。
ただ私は、この両親の子供として生まれて来た事は、すごく幸せだったと思います。
もう一度でももう二度でも、この両親から生まれて来たいです。
間違いなくあの二人が親だから、自分という人間ができて生まれて来れたのだしね。