この話はノンフィクションですが
名前、名称はフェイクにしています
麻薬捜査官が来てからというもの
モヤモヤと嫌な予感が離れません
そんなはずはない
と思いつつも なんで来たんだろうと
不審に思う日々
ついにネットで検索してみました
知りたくない気持ちがあってなかなか検索する勇気が出ませんでしたが
どのみち時間の問題でしょうと腹をくくりました
するとやはり、通報があった後、調べに入り
黒だと把握した段階で直接話を聞きに来ることがわかりました
黒
確実ってこと
これは、もしかして・・・・
私の頭の中である考えがつながってきました
私の知らない時間帯(深夜)でもともとそういう取引があった
やっているのはオーナーのW元部長(芸能人)
夜勤だったもと店長はそれを知って辞めた
副店長も知らされて辞めた
おっぱい星人
も
それを早い段階で店長から聞いて辞めた
だから「こんなところ、早めに見切りつけた方がいい」
と言っていたんだ
そして現在その取引をサポートしているのが
オーナーから深夜のバイトを依頼されたエミ
だろう
そう、あの店長が
あれだけ思い入れのあった店舗を
遠いから、歳だからで辞めた という
ものすごい違和感があったのは これか
点と点がつながった感がありました
でも、そうとなるとこの店は終わりだ
どうしよう
でもまだ私が勝手に思っているだけだし
ちょっとずつ調べていくしかない
できる限りサロンがオーナーから離れられるようにしていかないと
毎日、不安になりながら出勤しました
そうしたある日
最寄り駅を出て、サロンに近づいていくと
黒いスーツを着た男性が道端に立っているのが目に留まりました
その場所にいては違和感のある恰好なので
あれ
変だぞ
と思ったのです
サロンに近づくにつれその数は増えていきます
なんだろう
大トリ者でもあるみたい
警察24時みたいだなー
なんて見ながら歩いていましたが
ふと、
これ、もしかしてターゲットはウチのサロン
まさか、やめてよー
と冷や冷やしつつサロンのあるビルに入りました
誰もついてきません
どうだろう
そのままエレベーターに乗ります
誰もきません
どうしよう一旦屋上に寄ってから階段でサロンに行こうかな
・・・・いやでも、後ろめたいことは 私は無いし
堂々と対峙して真相を知らなきゃ
ものすごい葛藤でしたが
サロンのある7階のボタンを押しました
いつもの通りサロンを開けて
開店の準備を始めました
何も変化ないな
ほぼ開店準備か終わり、あとは屋上に干してあるタオルを取りに行くだけになりました
なんだ、大丈夫か、うちじゃなかったのかな
エレベーターの横の階段で屋上に行こうとすると
ついにエレベーターが動き出しました
あれ
やっぱりウチ
それとも他のフロアの人が出勤してきたとか
じーっとエレベーターの動きを観察します
3・4・・5・・・6・・・・7 ウチだ
やはりエレベーターは7階で止まりました
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