九州動物学院は熊本市より自転車通勤推進事業所に認定され、熊本南署よりヘルメットを頂きました。2023年4月1日から自転車にヘルメットの着用が努力義務化されてます。自転車のヘルメット着用は社会の常識になります。

それを受けて、知り合いの長江浩史さんにヘルメット着用の重要性について講演していただきました。長江さんはトライアスロンにもチャレンジするスポーツマンでした。ですが2014年3月に自転車事故で頸髄損傷し車椅子生活となったのです。

当時、医者から一生動けないと宣告され、精神的にかなりショックを受け自殺したいとまで思ったと語り始めました。しかし手足が動かず自殺することもできなかった。

 

そんなどん底の時に長江さんの息子が面会に来ました。息子はショックで泣くだろうと長江さんは心配していましたが 息子は泣くどころか笑顔で「おとうさん!大失敗したねぇ」と予想に反する反応をした。長江さんもそんなゲーム的な感じなのかぁと思い、笑って対応したらしい。それから生きる希望を見出し、リハビリを始め、車椅子で移動できるまで回復した。

長江さんと同世代の私ですが、私だったら…そんなに精神的に強く居られただろうかと思う。ここに来るまでの努力は計り知れない。どれほどの人を悲しませ、そしてどれほどの人の支えでここまでたどり着いたのか 彼のあきらめない気持ちと前向きな言葉に感銘を受けた。

他人事を、自分事に考えることができた。ヘルメットをしていれば起こらなかった現実。ヘルメットの重要性をひしひしと感じだ講演だった。彼の失ったものは大きいがその中で 自分にできることを 見出した精神に心から敬意を表したいと思う。彼だから わかることその言葉の重みは大きい。

ヘルメット着用は小さな行動だが それは自分だけではなく周りも守る大きな力なんだよ!!