「愛犬、愛猫の最期は傍にいて看取ってあげたい!!」と皆さん考えると思います。

その時が近くなると病院で亡くなるより、自宅で看取りたいと連れて帰ります。だけど覚悟して連れ帰ったもののいざ急変となると家族は取り乱しほとんどのケースで夜中に病院に駆け込んできます。

 

死が近づいていることはわかっていても呼吸困難やケイレン、吐血、血便、痛みなどがあれば慌てふためき、助けたい!なんとかしなきゃ!と思うのは当然の心情だと思います。

竜之介動物病院では1日多くの犬、猫が虹の橋を渡ります。家族の看取り方は様々ですが本人の意思を代弁するのが飼主です。明日は我が身だということも含めて、最期をどう迎えるかを冷静な時に考えておく必要があると思います。

 

私の経験で言えることですが 生あるものの死は当たり前の事です。その子にとって幸せな最期を迎えさせ、時間はかかってもその死をしっかりと受け止める。そしてその命を大切に後世につないでいくんです。それが遺された者の役目。日本人が言う「息を引取る」というのは そんな意味が込められていると思うのです。