竜之介動物病院で365日 診療しているとほぼ毎日 老犬が 犬生を終え 虹の橋を渡っていく。

高齢のワンちゃんを見ていると その崇高な魂に敬服する場面が多くある。

犬は どんな時も飼主の為に尽くし支え 自分の生涯を捧げる。

入院中のワンちゃん、たとえ自分が死の淵にあろうとも飼主が面会に来ると立てる力もないはずなのに立って出迎えようとする。意識が混濁していても尾を振って応えようとする。そして最期の時が来ても家族が揃うまで 気力を振り絞り待っている...。

犬は自分が苦しくとも飼主に心配をかけまいと最期まで忠実であり飼主を気づかう姿には感銘を受ける。

私の愛犬サイゴーは12歳です。ふと見ると何もかも悟りきった穏やかな、まるで仙人のような顔。いつからこんな表情になったのだろう。その顔を見てるとしっかりと抱きしめたくなる!!

足腰も弱くなり 外への散歩は行けなくなった。院内の移動もエレベーターを使う。目も耳も老化がすすみ、寝ていることが多くなったよ。

でもね サイゴーは高齢だけどちゃんと仕事がある!それは命尊の教育係。犬社会は年功序列🐾のタテ社会です。

サイゴーは 歳をとっても体力が落ちても自分の下に命尊がいるってことをちゃんと理解し 常に見ている。

そして 普段はしゃいでる命尊も 誰に教わった理由でもないのにサイゴーには絶対服従なのです。

サイゴーと命尊🐾これからは命をつなぐバトンタッチの時期になる🐾

命尊は サイゴーを敬う、これからの為に サイゴーから多くの生き方を学ぶ!! サイゴーは命尊に我が身をもって生き方を教えていく!!

命は継承されてる、サイゴーから命尊に‥そして命尊は中今を生きる