道端にうずくまっていた子猫を拾った。弱々しく、「生きたい」と言っているような目をしている。人はそういう瞬間を「縁」と呼ぶのだと思う。
そしてたまたま次の日に友人から「超かわいい長毛の子猫がいる、なんとか飼ってもらえないだろうか!」と切実な願いで連れてきた。
どちらも3ヶ月の健康な女の子。でも現実は非情で、1匹しか飼えない。さて、どっちを選ぶ?
獣医師として私の答えは——友人が連れてきた長毛の子猫です。
理由は、本当に最初の子にハートを撃ち抜かれていたなら、そもそも“比較検討”なんてしないよ。本当に愛しているなら、目移りはしないね。つまり——迷ってる時点で、もう答えは出てる。
でもねこれは単なる「好き」の問題ではないんだなぁ。どちらの命と生きていくのか。どちらの物語を、自分が背負うのか。選ぶということは——ただ“好きな方を選ぶ”ことじゃないだよねぇ。













