本日は二十四節気の霜降。
「そうこう」と読みます。
食欲の秋だからといって
つい、お肉の「しもふり」と混同しないでくださいね~
この霜降、読んで字の如しで
霜が降りるさまを表していて
「露結んで霜となる」頃です。
木々の紅葉とともに、冷たい風が吹き始めます。
特に霜降から立冬にかけて吹く北風を
木枯らしと呼ぶのはご存知のことでしょう。
空気が乾燥するので、肺の疾患が起こりやすくなりますね。
これから空気の乾燥が
どんどんひどくなるのでご注意を!
そして、心も!!
潤い不足となりがち。
秋が深まるにつれ、なにかしら物悲しく
不安感や無気力になってしまう季節なんですね。
漢方では体と心は全体で一つという考えで
不調には心身両面からアプローチする必要があります。
古来から中国では「食医」と呼ばれる
食事で体の不調を治す医者がいました。
「医食同源」は中国の薬食同源思想を
基に日本でつくられた言葉ですが、
病気の治療も日々の食事も、
根源は同じといった意味合いです。
食事で体を整える方法は副作用も少なく
自分でもおこなうことができます。
そこで、心の安定を保つため
三食の役割を考えながら食べてみましょう。
・朝食は体と心にエンジンをかけるスタート食
温かくて消化のよいものを摂るようにします。
中華圏ではよくお粥を食べます。
・昼食はたんぱく質、糖質、緑黄色野菜を
バランスよくしっかり食べます。
・夕食は質の良い眠りにつきやすい食材である
味噌汁や豆腐、納豆などの大豆製品や
牛乳やチーズなどの乳製品を取り入れ、
やや軽めにしましょう。
精神安定作用があるドライフルーツのなつめや
心身のパワーアップ効果がある黒砂糖、
ホルモンバランスを整える黒豆
乾燥した肺を潤す柿もおすすめです。
できれば不調を感じるその前に、
少し意識して取り入れてみてはいかがでしょう。
潤いを大切に、そして、冷えないよう身体を温めましょう!
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