中元節
台湾で拝拝という行事は月2回あり
家庭や会社やお店などでも行われます。
ハイブランドの有名店でさえ
お供えを並べて拝拝しています。
そして、旧暦7月の鬼月になると
さらに盛大に拝拝が行われます。
先日のブログにも書きましたが
今年は8/16~9/14が鬼月で
注意が必要です。
鬼月はあの世の門が開き
鬼(死者の霊)たちがこの世に降りてきます。
祖先が自分の家に帰ってくるのは
日本のお盆に似ています。
しかし、身寄りのない霊や
成仏できずこの世に未練がある霊など
この世に降りてくれば
行くあてもなく、自由自在に
悪さをすると言われています。
そこで、拝拝のおもてなしで
機嫌良くしてもらうのです。
好兄弟と呼びかけることで
親近感を高めながら。
特に昨日8/30(旧暦7月15日)は
鬼月の真ん中でした。
これを中元と呼ぶのは
日本のお中元にも通じるかと思います。
中元節前後になると、
ビルごと、マンションごと
さまざまなコミュニティごとに
盛大な拝拝を行います。
果物やお菓子、ジュースをはじめ
場所によっては鶏の丸焼きや豚の丸焼きが
並ぶことも珍しくはありません。
決められた時間に集まって
線香を上げる人々。
よく見ていただくと、写真の下のほうに
洗面器とタオルと歯ブラシがあるのわかりますか?
好兄弟に身繕いをしていただくようにとの配慮です。
これは通常の拝拝では見られない
鬼月ならではのアイテムです。
IT先進国と言われる台湾ですが
このような目に見えないものも
信じるのも台湾です。
鬼月は事故が多いので
どうぞお気をつけて!
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