「マドモアゼル・モーツァルト」*ブリリアホール* | noelleの小さな幸せ♡

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10月下旬 ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」を観て来ました。

今までで最低最悪のホールと前回書いたにも関わらず また席を選べない所でチケットを購入し またまた3階席汗

 

作曲家を扱ったミュージカルなので 音符模様の服に楽器のブローチを着けて行きました。

小さいのに一丁前に弦も張られてます(笑)

 

 

主演は 明日海りおさん。

客席は見渡す限り女性 女性 女性。隣で夫は若干居心地が悪そうでしたが 行きたいと言ったのは夫なので文句は言わず(笑)

理由は昔大好きだったらしいTMネットワークの小室哲哉さんが関わっている事でした。

「マドモアゼル・モーツァルト」は1991年初演の音楽座のオリジナルミュージカルだそうです。

モーツァルトが女性だったという奇想天外な物語は 漫画が原作なんだとか。

面白かったのが リムスキー・コルサコフのオペラ「モーツァルトとサリエリ」 (Моцарт и Сальери)1830年初演 クンツェ&リーヴァイのミュージカル「モーツァルト!」(Mozart!)1999年初演 フレンチミュージカルの「ロックオペラモーツァルト」(Mozart, l'opéra rock)2009年初演などと違い モーツァルトの曲を現代風(?)に大胆アレンジし歌詞を乗せてしまっている点。

他の作品は 要所要所にモーツァルトの曲を使ってはいますが ガッツリとアレンジを加えたり歌詞を乗せたりは無かったと記憶しています。多分…。

モーツァルトのメロディーと同じラインに小室メロディーが並んでいるのもまた面白かったです。(小室さんの作品はあまり知りませんが 一世を風靡した方なので耳には入って来ていたためピンと来る場面がけっこうありました音譜

大概のモーツァルトを扱った作品は 最後をレクイエムで〆るので 魔笛からのレクイエム?と思っていたら魔笛で亡くなってしまって「ん?!」と思っている間に終演(笑)

モーツァルトくらいの有名人で 映画やオペラ ミュージカルとたくさんの作品の主役になっている方だと 大概の流れが頭にこびりついているのでいけません。もう1度 分かった上でラストシーンの美しさを堪能したいと思いました。

全体的に 本当に美しくまとまった作品でした。舞台美術も良かったハート

何より 明日海さんと作品がピッタリと合っていて 明日海さんの為に作られたと言われても納得してしまうだろうと思います。そしてカーテンコールに応えコメントをする姿も可愛らしく 夫と「あれじゃ 好きになっちゃうよね~」と 明日海さんの人気が舞台上で花開く才能の他にもあった事を知りました。

 

それにしても モーツァルトは女性だったという設定で 「幕末純情伝」の”沖田総司は女性だった”を思い出しました。モーツァルトはサリエリから恋愛感情を持たれ 沖田総司は土方歳三と坂本龍馬と三角関係だったっけかな?こういう○○は女性だったというお話って外国でもあるのかしら?

 

そうだ ブリリアホールの3階席 音響が以前よりずっと良くなっていました。前回文句たらたら書いたので一応ご報告を。ただ 3階席センターブロック3列目 身長160cmの私だと舞台前方に役者さんが来ると顔が手摺で観えませんでしたダウン私より15cm以上高い夫は問題無く観えたそうです。

 

原作:福山庸治『マドモアゼル・モーツァルト』

演出:小林香

音楽:小室哲哉、高田 浩、山口琇也、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、アントニオ・サリエリ

 

天才音楽家モーツァルト/エリーザ:明日海りお

宮廷音楽家サリエリ:平方元基

モーツァルトの妻コンスタンツェ:華 優希

劇場支配人シカネーダ―:古屋敬多(Lead)

サリエリの恋人カテリーナ:石田ニコル

モーツァルトの弟子フランツ:鈴木勝吾

モーツァルトの父レオポルト:戸井勝海

 

 

シャンパンおばけ白ワインおばけロゼワイン

 

 

11/1,2はメキシコの「死者の日」(ユネスコ無形世界遺産!)で こんなパンを食べるそうです。

パン デ ムエルト(Pan de muerto) 死者のパン

本当はもっと大きいらしいのですが 小さく作りました。オレンジの皮を擦って入れてある甘いパンです。

飾りは骨を表しているんだとか。

死者の日には死者の魂が戻るとの事から 故人が好きだったものなどを供えるというのは日本のお盆に似ている気もしますが メキシコの死者の日はお祭りで明るいイメージです。

街はマリーゴールドの花で溢れるんだとか。

死者の日を象徴する骸骨の貴婦人「カタリナ」も 愛嬌を感じます。

ただ このカタリナがうまれた背景はちょっと複雑。この作品の作者ホセ・グアダルーペ・ポサダ氏は 皮肉を込めてこの作品を描いたそうです。当時のメキシコは貧富の差が激しく 貴族や金持ちは贅沢な暮らしをし 先住民はとても貧しく苦しい状況にありました。その富裕層を皮肉った姿が着飾った骸骨カタリナなのです。

死について(またはメメントモリについて)の本の中でも カラーが違ったメキシコの死者の日。

-「ビバ・ラ・ムエルテ!(死よ 万歳!)」と言うメキシコ人は大勢いるだろう。-としめられた文章も納得の カラフルな世界に 死=怖いの構図が消え去る気がして来ました。

そう言えば ディズニー映画「リメンバーミー」はまさに死者の日のお話でしたね。また観たくなりました。

 

なんて…そんな死者の日に 私はお出かけしました。

葉っぱがいつの間にか秋の色。

こちらのお話はこの次にコーヒー