平田さんも東邦特撮映画で有名になった方ですが、それ以前にも色々な役を演じられ、実力派として知られていたらしいです。(この時代は私が生まれる前の映画ですので良く知りません)
平田さんは東大法学部を卒業された秀才らしく、知的で表情が印象的です。
私が一番好きなのは、ゴジラ(1954)で苦悩する天才科学者、芹沢博士役です。
もちろん私が生まれる前の映画ですので、ライブでは見ておりません。
リバイバルや、TV放送で見ました。
個人的には一番好きな映画の一つでもあり、今でも時々、ブルーレイで見ております。
この作品は一応、主役は宝田明さんですが、個人的には平田さんと、名優、志村喬さんだと思っています。(志村さんも私の好きな俳優ですので、後に御紹介したいと思います)
ゴジラ、平田さん、志村さんが三位一体となって素晴らしい映画と成っています。
特撮は何せ60年前の作品ですので、今のCG主体の特撮に比べるとアレですが、この映画が突き付けている宿題に対して、人類はまだ回答を出せずにいます。
是非、ご覧に成って下さい。
良く考えると、平田さん、天本さん、成田さんと東大出身の俳優さんが続きました。
何故だろうと、考えてみました。
考えてみると、この時代は塾も無く、皆さん独学であの難しい試験を突破された方です。
多分、もともと優れた頭脳をお持ちなのでしょう。
ひょっとかしたら、皆さん、勉強しないで東大に合格されたのかも知れません。
やはり知性は顔に現れるのでしょうか?
そう思い、自分の顔を鏡で見ると何となく納得してしまいます。
平田さんも56歳で亡くなられました。
名優の命は短いのでしょうか?
平田さんも私の父と同じ、昭和2年生まれ、
生きておられたら、90歳です。
もし生きておられたら、今の核の拡散が現実となっている世界をその優れた頭脳でどう、評論されたでしょうか?
是非、聞いてみたかったです。
また、平田さんの様などんな役もこなせる、俳優さんが現れる事を期待したいと思います。