サントリー文化財団の2018年度「地域文化活動の実践者と研究者によるグループ研究助成」に、琉球國祭り太鼓の創設者であり演出の目取真武男が参加する共同研究が採択されました。
琉球國祭り太鼓ハワイ支部元メンバーで大分県立芸術文化短期大学の城田愛准教授が代表をつとめ、沖縄県立芸術大学附属研究所長の久万田晋教授と筑紫女学園大学の森田真也教授との共同研究です。
「民俗芸能『エイサー』の創作にみるグローバル化と再ローカル化に関する研究:琉球國祭り太鼓の事例を中心に」を研究テーマとし、沖縄の民俗芸能「エイサー」に、どのような創作アレンジがほどこされ、どのような社会的ネットワークを介して、日本国内および海外の移民先を中心に、グローバルに拡大していくのかを検証するものです。
1992年に「サントリー地域文化賞」を受賞した琉球國祭り太鼓の事例を中心にとりあげ、「ハワイ化されたエイサー」のような、異なる地域の民俗芸能との融合や共演、そして多様化する演者のバックグラウンドにも着目し、文化の越境にともなう地域性の強調・協調の実態、および再ローカル化の過程をあきらかにしていきます。
採択結果は、サントリー文化財団のホームページで紹介されています。
https://www.suntory.co.jp/news/article/13249.html