【支部結成】
滞在期間中、毎日続く練習の終了後、西原パーランクーのメンバーとは、祭り太鼓の演技のこと、これまで企画した祭りのこと、そして一番大切な祭り太鼓の方針や原点となる照屋辰弘会長、創設者の目取真武男さんの夢等々、夜遅くまで語った。
そして沖縄県人連合会の皆さん、西原村人会の皆さんには、90周年祭の成功にはアルゼンチン支部の結成が必須の条件であること、これからの日本、沖縄とアルゼンチンの若者の交流には沖縄の文化を通した活動が求められること等を理解してもらい、1997年の12月、再度アルゼンチンに渡り支部を結成に漕ぎ着けた。
支部結成に際しては、呉屋エルネスト支部長はじめ、メンバーとは、90周年祭に向けて大きな夢を持つこと、アルゼンチン支部がこれからの南米の祭り太鼓の普及の中心となること等を確認し、1998年の正月1月3日にアルゼンチン支部が結成された。(つづく)
(文:與那嶺昭)