ドラえもんの道具を科学的に解明してみた
どこでもドア篇

扉を開けると行きたい場所に瞬時に移動出来るどこでもドア
しかし、どこでもドアを使うと「オリジナルの自分が死ぬ」といった都市伝説がある。
この都市伝説と共に解説いて行こう。
瞬間移動。つまりテレポーテーション
人間のテレポーテーションは現実には不可能でも量子力学上では可能なこと
量子力学とは、物質を構成する為の小さな小さな粒子の世界を見る学問
もちろん人間もこの小さな粒子から出来ている。
量子力学上でのテレポーテーション(量子テレポーテーション)とは、物体(人間)を粒子レベルでスキャンし、目的地でスキャンした情報を再度組み立てると言うもの。
正しく情報を送るには粒子が持つ特性エンタングルメント(量子のもつれ)を利用する。

一度スキャンされ再構成された元の物体の粒子は破壊される。
このことから、どこでもドアを使うと「オリジナルの自分が死ぬ」といった都市伝説が生まれたようだ。
しかし、オリジナルの自分が死んでも、コピーされた自分はいるわけだ。
コピーされても自分は自分なのか・・・

ミクロの粒子ひとつひとつをコピーして同じ様に再度組み立てられているので顔、考え方、脳細胞の数、などはもちろん同じであろう。

この量子テレポーテーションは、スキャンされた粒子を送る目的地の設置が必要になる。
ただの出口という事ではなく、例えば情報をFAXで送ったら目的地のFAXから情報が出てくるといった受け手の装置のこと
しかし、どこでもドアには、その受け手の装置がない。
なら、どうして言葉や思っただけで遠くの目的地まで瞬時に行けるのか?
それは、量子力学というより「時空」を自由に操ったりといった行動である。
時空とは「時間」と「空間」のこと
例えば
左から右の方向に「→→→」のように時間が流れているとしよう。
しかし、時間をあやつり時間軸を「V型」のようにを折り曲げる事が出来れば時間を飛び越える事が可能なわけだ。
分かりやすく言えば、
一枚の紙を半分に折る感覚じである。通常「→→→」の時間の流れを「V型」に折り曲げるということ
通常左から右に流れる時間「→→→」で説明した場合、左端が1時、真ん中辺が2時、右端が3時とした場合、「V型」に折り畳むと「左側てっぺんが1時」「下の部分が2時」「右側てっぺんが3時」となる。
すると2時の部分を飛び越え1時から3時に移動出来るというわけだ。
これを「時間」だけではなく「空間」にも応用すれば瞬間移動は可能である。
つまり、どこでもドアは、言葉や念じるだけでドアが瞬時に「時空」を操っているのだ。
20世紀から21世紀には無謀と言われる事でも「ドラえもんのどこでもドア」は22世紀のお話しなので
きっと可能になっているのだろう。
しかし、これではまだ問題が生じる。
「V型」の窪んだ場所から落ちてしまうと言った問題だ。たとえ、間を詰めてくっ付けてしまえば解決する話しだが、この窪んで開いている隙間にトンネルを掛ければ解決する。
つまり、どこでもドアとは、「時空」を操り、時空の隅間を埋めるトンネルの役割をもっていると言えそうだ。
そう考えると「どこでもドア」だけで「タイムマシン」の様にタイムトラベルも出来ると思われるが、用途が異なるため別ものと考えているようだ。