迷彩服の男と警察官の様な制服を着た女性刑務官の周りを土嚢袋を持った女囚達がグルグルと回る、(つまり、強制労働を強いられている)女囚たちがしっかり働いているか監視する私たち看守。つい厳しい目つきになってしまう。周りを監視する演技をしながら私は、かわい~ぃ娘(こ)ばかりだな~、と考えていた(^^)/かわい~ぃ♡♡
その中に他の女囚役の娘(こ)より一段と輝いた娘(こ)がいる。その娘が誰なのか後に気付くのだ。みんな同じ様な服と髪型をしているので他にテレビなどで観て知っている人がいるのに気付かない。労働を強いられて顔が汚れている感じもまた良い魅力を醸し(かもし)出している。
他の娘(こ)より一段と輝いている娘(こ)が誰なのか知ったのは、私と一緒に女囚の円の中に入って監視をしている看守役の役者さんに挨拶をしているときだ。沖縄の八重山ファンの方なら覚えているだろうか?去年2005年4月頃に放送されていたドラマ、瑠璃の島にレギュラー出演していた”西山繭子”さんだ。テレビで見ていた時より身長が低く見えたせいもあって気付くのに時間が掛かってしまったのだ。挨拶で“ニシヤマ”です、と言う言葉が聞こえてから私は気付いたのだが100パーセント自信を持てる訳ではない。確信出来たのは更に後になって台本の名前を見てからだ。その娘は40~50名の女囚役の女の子たちが集まった場面でも簡単にどこにいるのか分かってしまうのだ。それだけ女優のオーラが出ているのか??
『さすが役者』に続く