1791年(寛政3年)~1875年(明治8年) 84才
金は、うちに残らぬのがよろしい
入るだけ出るのがめでたい
別に優しくしているつもりはない
せめて心ばかりは、自他平等の修行をしてみたい
自分と他人のちがいなどありはせぬ
そう思うて暮らすのです
閻魔王より御沙汰がくるまで、心安く暮らすには
物にこだわらぬのが一番
命は大事にせねばいけませぬぞ
長生きをして、世のため、人のためになるべきことを
なるべきようにして、心静かに気長に暮らさねばなりません
生き方もそうだけど、ちょっと驚いて表現しようがない
女性とは、才能とは、何とも不思議だが
こういう人がいたということを知って良かった
と、この本を読んで思いました
「無私の日本人」 磯田道史著
の 中の 大田垣蓮月