室内犬の買い方・しつけ方BOOK | 猿の残日録

猿の残日録

いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

読んでいて、人間も犬と一緒かなと思いました
しつけの悪い犬をたくさん見たけれど、しつけの方法は割と簡単なので
ちょっと勉強すればいいだけなのに、家があるからというだけで
勉強もせずに、犬を飼うという人が多いのだなと感じました


飼育にかかる定期的な費用

  ドッグフード 月 3000~6000
  ペットシーツ 月 4000
  狂犬病予防接種 3550 年1回
  健康診断 3000~
  混合ワクチン  8000 1年目は2~3回接種
  フィラリア予防薬 月 1000~4000
  おもちゃ
  シャンプー、消臭剤、トリミング代

 ざっと、年間 20万かな

部屋の準備

 コンセントにカバー
 コードは家具の後ろに通すなど、犬の目につかないよう
 誤飲の危険なものを置かない クリップやアクセサリーなど

 ハウス
   明るく風通しがよく、家族の目が届くリビングの壁際など
   留守がちなら、サークル内にハウスとトイレを置く

 トイレ
   最初はハウスの近くにトイレを置いたほうがしつけやすい
   トイレは覚えたら移動してもOK
   お風呂場や洗面所など水回りに置くと掃除もラク

犬の祖先は群れで生活していた
  飼い主と犬の関係であっても、人間が犬のリーダーになることで
  犬は安心できる
  犬の社会はリーダーを頂点に、序列のはっきりした縦社会
  犬には服従本能があり、信頼できるリーダーには喜んで従う習性
  強力なリーダーがいなければ、群れは存亡の危機に陥るので
  ペットの犬も、リーダーに適した存在がいないと感じると、自分が
  リーダーになろうとします

吠える
  群れを守ろうとする犬の警戒本能
  なわばりを侵す外敵を追い払うと同時に、仲間に警告を発している

マーキングをする
  なわばりを主張する行動
  オスは7~8か月頃から、片脚を上げてマーキングする

サークル
  トイレを囲っておぼえさせたり、長時間の留守番をさせるときに使う
  犬が出られない高さ
  なお長時間留守番用は、ハウスとトイレを入れても動けるくらいの
  広さが必要

ハウス
  犬が休んだり、寝たりするときに使う基本的な居場所となる
  屋根つきで扉が閉まるタイプのハウスを選ぼう
  キャリーケース兼用タイプ(クレイト)にすれば、車などでの
  外出時にそのまま使えて便利

  ハウスの大きさの目安は
    犬は巣穴のような狭くて薄暗い場所にいると落ち着くもの
    また自分の寝床は清潔に保ち、排泄をしないという習性がある
    広すぎるとハウスの中をトイレにしてしまうことがある
    大きさの目安としては中に入って、体の向きが変えられる程度
    のサイズでOK  成長に合わせて大きさを見直し買い直しも

    本来、犬は狭い場所が好きなので、かわいそうではありません
    寝る時も留守番もハウスが一番
    普段からハウスで過ごすことをおぼえれば、落ち着いて入っている
    ようになります
    中で吠えたり騒いだりしても、それに反応して出してしまうと
    要求吠えがエスカレートします
    犬が落ち着いて、静かにしているときに出すのが鉄則です
    ハウスに入れるのは主従関係を築く目的がありますが
    災害時の安全確保にもつながります

トイレトレー
  トイレはペットシーツを敷いて使うのが一般的
  大きさは体全体が乗るサイズのものを選ぼう
  ネットがついたタイプだと、ペットシーツを破かれる心配がない

ペットシーツ
  トイレに敷くほか外出時にも使うので、多めに用意
  水分吸収力が高く、消臭効果もあるものがおすすめ

フード
  おうちに迎えてすぐは、ショップやブリーダーなどで食べていた
  ものを与えるとよい
  成長段階や体調に応じて選ぼう

おもちゃ
  遊びの道具として、ストレス発散の道具として、おもちゃを用意

首輪・リード
  散歩デビューはまだでも、子犬のうちからつけて首輪にならして
  大きさはつけたときに指1~2本入るくらいを目安
  成長に合わせて買い替えていく

  ハーネスタイプ
    胴体にまわしてつけるタイプ
    しつけには向かないが、フレンチブルドッグやパグなど
    短頭種のワンコやシニア犬など、首に負担をかけたくないとき

  ハーフチョーク
    首輪の一部がチェーンになっていて、犬が引っぱるのをコントロール
    しやすく抜けにくいので、しつけに向いている

おやつ
  しつけやトレーニングのごほうびとして使う
  犬によって好みが分かれるので、様子を見ながら好物を見つけていこう
  小さくちぎれるタイプがしつけに使いやすい
  犬用チーズ、鶏のささみ、犬用のガム、ビスケットやボーロ
  フリーズドライのフルーツや野菜

ワンコのダイエット成功のコツ

  一度のゴハンを少なく、回数を多くする
    1日2回の食事を3~4回に分けてみる
  トッピングでかさを増やす
    ドッグフードの上に、細切れ野菜を乗せる
    フードの総量を減らしても、その分、低カロリーの食材を
    トッピングしてかさを増やすとワンコは満足
  散歩などで運動をしっかりさせる
    散歩やボール遊び


キャリーバッグ
  お出かけの目的に合わせて必要なタイプを選ぶ
  小回りの利く軽いキャリーバッグがあると便利
  車など乗り物での外出には、ハウスと兼用のクレイトのほうがよい

タッチング (小型犬、中大型犬)

子犬と遊ぼう
  おもちゃで遊ぶ、トンネル、ジャンプ

社会化のトレーニング
  生後4か月半頃までの社会化期と呼ばれる時期は
  子犬の順応性が高いとき
  この大切な時期に「予防接種が済んでいないから」と
  子犬を外に出さないと、社会化を身につけるチャンスを
  逃してしまいます
  よその人や犬を怖がったり、大きな音や新しい環境に
  おびえるワンコにしないためには、積極的にいろいろな
  体験をさせましょう
  予防接種が済む前でも、キャリーバッグや抱っこで外出
  すれば問題ありません
  積極的に外の世界を見せてください

  多くの人と触れ合う、大きな音になれさせる
  外の刺激になれさせる、よその犬と会わせる

お手入れの練習

 ブラッシングの練習、爪切りの練習、耳そうじの練習、足先をふく

留守番トレーニング

首輪とリードをつけるトレーニング

子犬の散歩デビュー

正しいほめ方、まちがったしつけ方
  しかってもダメ! ほめて教えるのがコツ

散歩の基本ルール

 散歩の時間は決めない
   習慣がつくとその時間に催促して吠えたり
   行けないとストレスになってしまう
   時間は決めない
   行かない日があってもOK

 散歩コースはその日の気分で
   決まったコースだと犬のなわばり意識が高まるので
   コースは決めずにランダムに
   所要時間も日によってちがってOK

 人が主導権を握る
   しつけのためにも犬の安全のためにも主導権はつねに
   人が握ること
   人の横に「ツイテ」歩かせるのが基本

 散歩=トイレ ではない
   外でしか排泄できないと病気のときなども大変
   散歩は家で排泄させてから行くこと
   だだし、水とウンチ袋は持っていく

散歩の持ち物
  散歩バッグ、ウンチ袋、飲み水容器、おやつ、おやつ入れ
  ロングリード

室内飼いでの放し飼いが問題行動の原因に

  問題行動があるワンコは、放し飼いにされていることが多い
  放し飼いだと家全体をなわばりとして守ろうとし、ムダ吠えや
  トイレの失敗が起きやすくなります
  また、人がリーダーになれていないことも多く、それが問題行動を
  招きます
  まず、放し飼いをやめ、ハウス・トレーニングをして、犬にあきらめることを
  学習させましょう
  それだけで、多くの問題行動が解決します
  もちろん問題行動がとくにない場合は、放し飼いもOKです