犬との別れ 感想 | 猿の残日録

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いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

日曜日は、図書館のついでに、野菜補給

サラダバー ドリンクバー これでけっこう満腹

 

 


ご馳走セレクトランチ @1428

料理とデザートが選べて、安いわけではない
ドリンクバーは無料券

お隣が2カップル、4月から新社会人らしく
話が盛り上がってました

       

帰宅したら、室内は18℃ そろそろ布団を
たたんで出かけないといけない季節です

犬との別れ を、読み終えました



犬のしつけは、警察犬訓練所で一般の犬の
シツケもやってくれ、卒業生は留守にする時など
訓練所で預かってくれる

通常の訓練期間は六ヶ月だが

犬の学習能力により短くなることもある

訓練所というのは、

犬を訓練するところというよりも
むしろ飼い主の訓練をするところだったようだ

学んだことを継続させるためには、

飼い主が的確に指示を出さないといけない

そのために、飼い主にレクシャーをする

最初はベランダで飼っていたが、

大雪の日に氷塊が犬舎を直撃して、以後、室内で飼うことになった

犬は散歩と食事以外は、寝ていることが多い

室内犬になってから、深夜、小説を書く著者にとって、孤独ではなくなった

犬も著者もつねにお互いの存在を意識しながら
深夜から明け方までの時間を過ごす

犬の存在に励まされるように、いくつかの作品を書いた

浜名湖の別荘では、東京とちがって、

散歩に便利で一日に何度も物思いに耽りながら散歩に出る

 

長男と次男の個性のちがい、父親が創業し兄が継いだ会社の倒産により、貯金がゼロになる

犬との散歩中の事故で犬の鎖骨が折れたままになる

ベルギーのブリュッセルで、長男とスペインの彼女が出会い結婚してスペインに住む

著者は、こんな面白い作品は他に無い

と思っているのだが、

読者の気をひくようなテーマでないらしく
書きたかった本はあまり売れなかったそうです

深夜の作業に取り組んでいる著者は、

犬の存在に支えられて、かろうじてもちこたえているといってもよかった

長男のスペインでの結婚式のため、動物病院に預けた

その後、ボケが始まったが、

なんとか記憶は戻った
体力は回復したわけではない

今度、動物病院に預けたら、

完全にボケてしまうだろう 

もう海外旅行はできないと、その時は思った

近くに住んでる叔母さんに預かってもらい

なんとか孫の洗礼の儀式に海外旅行ができた

足腰が弱って、関節炎の治療をしてもらうために
動物病院に入院させたことが、生きる意欲をなくさせた

犬の最後は、人間の最後と同じに思えました

病院から連れて帰って、自宅で看取ろうと決めて
一ヶ月以上、危篤状態を脱したが、腎臓が弱っていた

       

私はオムツをしてボケてしまった柴犬を、

BMWのおじさんの家で見た時、

自分は最後まで看取れるか自信が無かった

飼った以上、当然のことだが、

その時間の長さたるや大変なこと

犬を飼う喜びと、苦労・悲しみを両方教えてもらえた本

はたして、自分は犬を飼うだろうか

二頭以上飼うと、別れの悲しみは和らぐだろうか など色々、考えている最中です

親の家では、物心ついた時から、

ずっと犬と一緒に生活はしてきたが
番犬で散歩もさせてもらえない犬だったので
私のせいで、二度、事故で死なせてしまったことがあります

犬は何匹も代替わりして、

いつも身近にいましたが
自分で飼ってる意識はなかった

自分で飼うということはしたことがないわけです

ゆっくり、のんびり、考えてみます

ひとりだったら、二頭飼うでしょう 寂しいから