気温も16℃ほどに上がって、湿度の高い日
汗が出て、洗濯と風呂
雨の日に本は会社に持っていけないので
置いてある本を読みました
村田喜代子 『あなたと共に逝きましょう』
闘病文学の傑作です
しかし、涙は出ません と、感想を書いた人もいます
図書館で、題名を見たとき、生きましょうでなくて
逝きましょう が面白くて、世の中にはそれほどに
愛し合っている人達がいるのかと、読んでみたくなった本
読むと、石原裕次郎と同じ大動脈瘤の話
ところが、この奥さんは病気の主人を気遣いながらも
のほほんと書いており、実話かどうかもわからない
半分ほど読んだが、暗い気分になるでもなく
なるほどという感じで読んでます
親戚で糖尿と透析の人がいて、さらに動脈瘤か静脈瘤か
手術した人も、同じように自分のことを淡々と
話してくれましたが、それを思い出しながら読んでます
手術の仕方など、細かい部分が丁寧で
それでいて暗くならない文章は不思議ですが
さすがです
愛し合ってるわけでもないが、逝きましょうというくらいだから
夫婦というものはこういうものかと思わせる表現もあり、
それなりに読んでます